FUGO Ver.2018.6.21.0、およびFUGO.rewrite Ver.1.5.0.2 を公開いたしました。
今回のアップデートでは、FUGOに3つの機能追加、と1つの不具合修正を行っております。
FUGO.rewriteは今回のFUGOのバージョンアップに合わせた修正を行っております。
目次
FUGOのバージョンアップ内容
新たな機能の追加
プラグイン『特許請求の範囲と解決手段との比較(一致率のチェック)』
このプラグインでは、クレームの文言と、【解決手段】に含まれる各段落の記載と、の一致率をチェックします。
自動判定により以下の2種類の警告が表示されます。
- クレームの要件外の文字が多く含まれています。 (青色)
- 段落内に、クレームの文言以外が多く記載されている場合、に表示されます。
- クレームの文言と、段落の記載が完全に一致していない可能性があります。
- ※ 1段落に、クレームの記載と、当該クレームの作用効果をまとめて記載している場合、この警告が表示されやすくなります。
- 対応する段落が見つかりませんでした。 (赤色)
- クレームの文言と一致するような段落が見つからない場合に表示されます。
※ クレームの記載が短い場合、誤って判定される可能性が高くなります。
リストの各行を左クリックすると、
請求項の記載と対応する段落の記載とをFUGOの画面左側にまとめて表示します。
FUGO.rewriteが利用可能な場合(FUGO Premium版をご利用の場合)、
リストの各行を右クリックすると、
メニューから『請求項』または『対応する段落』を選択でき、選択するとWord上で即座に該当箇所を表示できます。
この機能は『プラグイン』メニューの『特許請求の範囲と解決手段との比較』から呼び出すことが可能です。
他に、『クレーム』タブの『解決手段との一致率』ボタンをクリックすることで呼び出せます。
詳細説明:
カバー率は、ピックアップされた段落(対応する段落)にクレームの文言がどれだけ含まれているかの指標です。
一致率は、ピックアップされた段落と、クレームの文言とがどれだけ一致しているかの指標です。段落中にクレーム外の記載が多いと(例えば、作用効果の記載されている場合)、値が小さくなります。
主語のない文を自動検出する機能
格助詞が含まれていない文を自動検出します。
翻訳にかけた際、誤訳される可能性のある文章を自動的にピックアップします。
『誤字・脱字』タブの『誤記など』のグループに『主語がないかもしれない文』としてリストアップされます。
※ 『日本語として意味が通らない(主格がない)文章』を検出する機能ではありません。
※ 主語が含まれていなくとも、慣例的に翻訳可能な文章(例:本発明にかかる実施例について説明する。)も検出されます。
段落番号がない明細書の場合、自動付与するように
日本語明細書において、段落番号が付与されていない場合、
FUGOでのチェック時にFUGO内部では段落番号を自動付与した上でチェックを行うようにしました。
※ 段落単位でチェック箇所が表示されるため、チェック結果を確認しやすくなりました。
※ FUGO内部のみ段落番号が付与されます。元の文章(Wordファイル)は変更されません。
不具合の修正
プラグイン『【符号の説明】における符号表』のリストに空欄が表示される不具合を修正
【符号の説明】内に段落番号が含まれている場合に、リストに空欄が表示される不具合を修正しました。
FUGO.rewriteのバージョンアップ内容
Wordのアドインタブに追加される『FUGOでチェック』ボタンからFUGO Ver.2018.6.21.0 を呼び出すとエラーが発生する不具合を修正しました。
ダウンロード
手動でアップロードを行う場合、
FUGOは、下記よりダウンロードページよりお願い致します。
FUGO.rewriteは、下記よりダウンロードをお願い致します。