FUGO News

特許明細書チェックソフト FUGO に関する最新情報をお届けいたします

FUGO Ver.2019.6.19.105 の公開、およびFUGO.seisyoのアップデート

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FUGO Ver.2019.6.19.105 を公開いたしました。 今回のアップデートでは、多くのユーザーの方からフィードバックを頂いていたクレームにおける前記の記載チェックの精度を大幅に改善いたしました。

ほか、FUGO Premium版のオプション機能 FUGO.seisyoについてもアップデートを行っております。

FUGO バージョンアップ内容

改善

先行詞(前記)チェック精度の大幅改善

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チェック精度を改善するとともに、重複して表示されていたチェック結果を省略し、見るべき箇所だけを素早く確認できるように改善しました

「前記」の記載忘れにより、クレーム中で前記がまったく記載されていない要件を検出できる仕様を保ちつつ、「前記」を記載する必要のない要件が多々検出されてしまう問題を解消しました。

また、この改良と合わせて、クレームの従属関係が異なるために表示されていたチェック結果のうち、チェックする必要のない項目を省略しました。

今回の改良では、従来以上の誤記の検出精度を保ちながら、チェックの不要な項目(FUGOによる誤検知)のみを排除いたしております。これにより、高い確率で記載不備の可能性がある箇所(チェックすべき箇所)のみを素早く確認できます。

この機能のポイント:

クレーム中で前記がまったく記載されていない要件(「前記が1度も付されていない単語」)ついては、誤検知が含まれる可能性が比較的高いため、色は付きません。

※ FUGOのチェック結果において『色がつかない項目』は、確認する必要は必ずしもないことを示しています。

色のついていない項目については、明細書の作成段階では確認せず、客先への送付前や出願前など、念入りにチェックをしたい場合にご確認いただければと思います。

クレームにおける発明の名称箇所の抽出精度の改善

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日本語明細書において、クレーム末尾に記載された発明の名称に該当する箇所の検出精度を改善しました。発明の名称にひらがなを含む場合でも精度よく抽出できるようになりました。

新たな機能

クレームにおけるプリアンブル部のチェック機能

日本語明細書において、クレームにおけるプリアンブル部が矛盾していないかをチェックする機能を追加しました。

利用方法:

プリアンブル部の記載が矛盾している場合、従属関係一覧表に赤色でハイライト表示されます。

仕様の変更

チェック結果表示画面の配色調整

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隅付き括弧の記載箇所を、薄い灰色から濃い緑色に変更しました。本文の区切り位置ががひと目で区別できるとともに、本文の記載をチェックする際に目立たないような配色としています。

FUGO.seisyo β バージョンアップ内容

既存機能の改良

「特許明細書のひな形を作成」ボタンの挙動改善

「特許明細書のひな形を作成」ボタンをクリックすると、特許明細書のひな形のテキストを含むWordファイルが新規作成される(画面に表示される)ようにしました。

また、今回から、FUGO.seisyoの説明書をFUGOのマニュアルの一部に取り込みました。下記URLにてご確認いただけます。

rc-ipworks.com

ダウンロード

下記FUGO ダウンロードページよりお願い致します。

FUGO.rewrite 、FUGO.seisyoは、自動的にアップデートされます。

rc-ipworks.com