FUGO News

特許明細書チェックソフト FUGO に関する最新情報をお届けいたします

FUGO Ver.2019.2.26.1と FUGO.rewrite Ver.1.6.0.3 の公開

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FUGO Ver.2019.2.26.1 およびFUGO.rewrite Ver.1.6.0.3を公開いたしました。

今回のアップデートでは、特定のケースで発生していた不具合を多数修正しております。

FUGOのバージョンアップ内容

改善

不具合発生時のレポート画面を改善

想定外のエラーが発生した場合に表示される不具合レポートの送信画面をリニューアルしました。

今回、ご連絡先の記入欄を追加いたしました。備考欄と同様、入力は任意となります。

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不具合レポートの送信画面

不具合レポート(エラーレポート)は、匿名で送信されます。ご連絡先をご記入いただけますと、弊社からのアップデートのご連絡や、原因の解明のための詳細な確認が可能となります。

クレームにおける「NGワードチェック」処理の高速化

内部処理を見直し、チェック速度を改善いたしました。

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<NGワードチェックの利用方法>

「NGワードリストの編集」ボタンをクリックすると、NGワードを登録するための(辞書エディタ)画面が表示されます。

1行につき、NGワードとみなしたい1単語を記載してください。

「OK」ボタンをクリックすると、NGワードが登録されます。

以降、FUGOのチェックを行うとクレームにおいて登録されたNGワードが存在する場合、NGワードチェック画面に当該NGワードがリストアップされます。リストアップされたNGワードをクリックすると、クレーム中の該当箇所がハイライトされて表示されます。

不具合の修正

英文明細書:クレーム番号が飛び番の場合に対応

クレーム番号が飛び番になっている(欠番が存在する)場合に、クレームチェック中にエラーが発生する不具合を修正しました。

このようなケースは、例えば、出願後の補正により一部のクレームを削除した場合が相当します。

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存在しないクレームに従属している場合は赤色で警告表示

また、この不具合修正に合わせて、存在しないクレーム(欠番のクレーム)に従属しているクレームがある場合には、警告を表示するようにしました。

※ 従属関係の記載に不備があった場合(例:存在しないクレームに従属するクレームがある場合)には、クレーム一覧表の「従属関係」は「判定不能」と表示されます。記載不備が解消されると、「独立」(=独立クレームの意)、「Multi」(=マルチクレームの意)、「Multi-Multi」(=マルチマルチクレームの意)などが表示されます。

指定された辞書ファイルの読み取り権限がない場合にエラーが発生する不具合の修正

「FUGO 動作設定」で指定された辞書ファイル(例えば、「符号表」の「符号の名称とみなす単語リスト」)の場所が、アクセスできないフォルダである場合に、エラーが発生していた不具合を修正しました。

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辞書ファイルの例

辞書ファイルへのアクセス権限がない(読み取りができない)場合には、チェック実行前にあらかじめ、その旨を警告するようにいたしました。

<警告表示が出た場合の対処法>

この場合、FUGOの設定を開き、辞書ファイルの場所を変更してください。(辞書ファイルの場所を示すテキストボックス右横の「...」をクリックすると、辞書ファイルの場所を変更できます。)

クレームタブ:NGワードチェックボタン、クレームツリー表示ボタンの表示位置の修正

環境によって、クレーム中の「NGワードチェック」機能を呼び出すボタン、「クレームツリー」を表示するボタンが、画面からはみ出る不具合を修正いたしました。

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ボタンが画面外に表示される不具合

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修正後

FUGO.rewrite のバージョンアップ内容

不具合の修正

スマート一括置換が実行されない不具合の修正

スマート一括置換の実行時、置換対象の文字の前後に、Wordのワイルドカードに用いられる特殊文字(@, (など))が含まれる場合にエラーが発生する不具合を修正しました。

ダウンロード

「設定」→「アップデート」で「●常に最新版の情報を配信」を選択している場合、自動的に配信されます。

手動でアップデートする場合、下記FUGO ダウンロードページよりお願い致します。

rc-ipworks.com

FUGO.rewriteは、下記よりダウンロードをお願い致します。(通常、自動的にアップデートされます)

rc-ipworks.com

FAQ

ライセンスキー方式でのライセンス認証(2018.11以降)に関して

2018.11月より、従来のFUGO IDを用いたライセンス認証に変えて、「ライセンスキー」を用いてライセンスを認証するように変更いたしました。

大きな変更点は以下のとおりです。

  • ライセンス認証に「ライセンスキー」(いわゆるプロダクトキー)を用いるように
    • 2018.11以前と異なり、ライセンス購入時に、FUGO IDをご連絡いただく必要がなくなりました。
  • ライセンスの更新・追加購入が、ポータルサイト(WEB)から可能に
  • 請求書・領収書の発行が、ポータルサイト(WEB)から可能に
  • FUGOのマニュアルや更新情報などユーザーの方にとって必要な情報を、ポータルサイト(WEB)に集約

お手数おかけしたしますが、詳細は、下記記事をご確認ください。

fugo-news.rc-ipworks.com

fugo-news.rc-ipworks.com

1人のユーザーの方が、複数PCを利用される場合の利用方法

1人のFUGOユーザーの方が、複数のPC(例えば、デスクトップPCとノートPCの2台)でFUGOを利用される場合、

各PCで

「FUGO 動作設定」→「ユーザー補助」→画面下部 の「ライセンスに関する設定」から

□ FUGO終了時に、自動的にライセンスの解除を行う

にチェックを入れてください。

この設定項目がチェックされていると、FUGO終了時に、当該PCからライセンスが解除され、ライセンスキーの認証可能台数が+1されます(別のPCでライセンス認証が可能となります)。

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設定箇所

各PCでのFUGO起動時には、ライセンス認証画面が表示されます。ご利用中のライセンスキーが入力されたままとなりますので、「次へ」→「ライセンス認証実行」と進めてください。

※ 1ライセンス=1ユーザ様となります。複数台での同時利用はできませんが、1ライセンスでのご利用台数に制限はございません。

一部の環境でFUGOの画面表示がおかしくなる不具合の対処法

高解像度のディスプレイをご利用の場合(Windowsのスケーリング設定が100%以外の場合)に、FUGOの画面表示がおかしくなる問題*1の対処法を公開しています。

詳細は以下リンクをご参照ください。

fugo-news.rc-ipworks.com

*1:FUGOの画面が、部分部分で文字サイズが大きかったり、小さかったりとまちまちになる問題