FUGO News

特許明細書チェックソフト FUGO に関する最新情報をお届けいたします

FUGO.diff 翻訳(対訳)チェックソフト β版 一般提供開始のご案内

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★ 翻訳(対訳)チェックソフト β版のご案内 ★

現在、R&C IP WORKSでは、特許明細書の翻訳(英→日、日→英) ミスを、手軽な操作で、すばやく、自動的に発見できるWindowsソフトウェア FUGO.diffを開発中です。

FUGO.diffは、特許明細書の翻訳文の翻訳ミスのチェックと、目視による記載内容の確認(内容のチェック作業)にかかる作業時間・負担を、軽減することを目的としています。

主な機能

この新たなチェックソフトの主な機能は

  1. 翻訳ミスと思しき箇所をピンポイントで表示する機能
  2. 翻訳文と原文との全文を読みくらべる際、少しでも楽に比較できるように表示する機能

の2つとなります。

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1つ目の「翻訳ミスと思しき箇所をピンポイントで表示する機能」は、原文と翻訳文とで、符号の記載に相違が見られる箇所(段落)をピックアップして表示する機能です。記載ミスの可能性が高い箇所のみを、ピンポイントで確認できるため、限られた時間の中で、効率よく翻訳文をチェックできます。

2つ目の「全文を読み比べる際、楽に比較できるように表示する機能」は、全文を比較しやすいように、適宜分割して表示し、原文と翻訳文とで対応する符号や数値を同じ色でハイライト表示します。原文と翻訳文の対応関係を、色を使って、さっと判別できるようにしています。

特徴

チェックにあたり必要な作業は、『翻訳ミスをチェックしたい原文翻訳文を用意するだけ』と、非常に手軽に使える仕様となっております。また、FUGO同様、特別な設定なしにサッと使えるようにユーザーインターフェースはシンプルにしております。*1

事前に翻訳辞書などを用意する必要がまったくないため、お手元に、翻訳に際して利用された翻訳辞書(翻訳メモリ)がない状態で、チェックが可能です。

翻訳者の方が翻訳の抜け漏れをチェックする用途のほか、弁理士の方が、外部に依頼した納品物(翻訳文)の最終チェックにお使いいただくことを想定しております。

試用のお申込み

このたび、開発が進み、実際に実務でご利用いただけるくらいのものとなりましたので、β版として公開いたしました。2019/3/31まで無料でご利用可能です。よろしければ、お試しいただき、多くのフィードバックをいただけますと幸いです。

form.run

※ 自動アップデート機能を搭載しております。(ファイアウォールでFUGO.diffの通信を遮断した場合、自動アップデート機能はお使いいただけませんが、チェック機能自体はオフラインで動作します。)

*1:原文の段落と、翻訳文の段落との記載内容が1:1で対応している必要がります。対応していない場合は、ソフト上ですばやく段落の対応関係を調整可能です。