FUGO News

特許明細書チェックソフト FUGO に関する最新情報をお届けいたします

FUGO : 符号表においてクレームに含まれる単語のみを出力する

対象: FUGO Ver.2.3.77以降


FUGOが自動作成した符号表は、
画面右上の「符号表をコピー」ボタンをクリックすることで
クリップボードにコピーすることができます。

「符号表をコピー」ボタン
従来(Ver.2.3.77より前)のVer.では
符号表に含まれる 符号(番号)と、部材名(名称) を
そのまま列挙するだけでしたが、
Ver.2.3.77以降では、種々の用途を想定し
新たに3パターンのコピー方法を実装しました。

以下では、現在のFUGOに備えられている
従来の方法を含め計4パターンのコピー方法について説明します。
「符号表をコピー」ボタンをクリックする場合以外の方法は、
「符号表をコピー」ボタンの右側設けられた「▼」をクリックすることで
下図のように表示されます。


以下では、これら4パターンのコピーを実行した場合の
出力データ形式クリップボードにコピーされるデータの形式)について
説明します。

 【「符号表をコピー」】
Ver.2.3.77より
「符号表をコピー」ボタンをクリックした場合の
出力データの形式が以前までと変わっております。

現在の出力データ形式は以下の通りです。
  • 符号または名称を間違えている可能性が高いもの
    (FUGOの画面上で赤色表示のもの)
    については先頭に★を表示
  • 符号または名称を間違えている可能性があるもの
    (FUGOの画面上で青色表示のもの)
    については先頭に☆を表示
具体例を以下に示します。

画面左:  FUGOの符号表出力例
画面右: 「符号表をコピー」による出力例


【「クレームに含まれる部材名の符号のみコピー」】

符号表に表示されている項目のうち
部材名(名称 )が
請求項の記載に含まれているもののみをコピーします。

【符号の説明】 に転用することを想定しています。

ここで、「請求項の記載に含まれているか否か」は、
単純に、部材名(名称 )と一致する単語が請求項中に存在するか否かで判断しています。

この機能を使われる場合は、
明細書中の用語と、請求項中の用語とを
完全に同一とされることを推奨いたします。

なお、FUGOで読み込んだデータに
クレーム(請求項)の記載がない場合は、この機能は実行できません。
(クレームがない旨のエラーメッセージが表示されます。)


【「クレームに含まれる部材名の符号以外に★をつけてコピー」】
符号表に表示されている項目のうち
部材名(名称 )が請求項の記載に含まれているものをコピーするとともに、
部材名(名称 )が請求項の記載に含まれていないものを、先頭に★をつけてコピーします。

 「クレームに含まれる部材名の符号のみコピー」と同様
【符号の説明】 に転用することを想定しています。

この方法では、貼り付け後、
★がついた項目の要・不要を直接ご確認頂く必要はありますが、
誤って抜け落ちる心配がないため、
明細書中の用語と、請求項中の用語とが
完全に同一でない場合に好適です。
具体例を以下に示します。
この例では、
 1: エンジン、2: 第2エンジン
のみがクレームに含まれている場合の例を示しています。

 「1:エンジン」、「2:第2エンジン」が
クレームに含まれる場合の出力例
なお、FUGOで読み込んだデータに
クレーム(請求項)の記載がない場合は、この機能は実行できません。
(クレームがない旨のエラーメッセージが表示されます。)
「装飾なしでコピー」
従来までの出力データ形式でコピーされます。
すなわち、
符号表に含まれる 符号(番号)と、部材名(名称) を
そのまま列挙します。