FUGO Ver.2019.2.8.1 を公開いたしました。
今回のアップデートでは、主に、化学系の明細書における誤記を見つけやすくする機能を新たに追加いたしました。また、使用頻度の高い登録商標にその旨が記載されていない場合、警告する機能を追加しました。
FUGOのバージョンアップ内容
新たな機能の追加
プラグイン「数と単位のリスト」
新たに、明細書中に記載された数量を示す数値と、記載された単位と、をリストアップする機能を追加しました。
この機能は、画面上部「プラグイン」→「数と単位のリスト」から呼び出せます。
化学系の明細書における誤記の発見にお役立てください。
このプラグインは、以下の2つの表示モードを備えています。
- 「単位のみ表示」
- 明細書中に記載された単位表記をリストアップします。
- 「数と単位の記載をすべて表示」
- 明細書中に記載された数値と単位の組み合わせをリストアップします。
各アイテムをクリックすることで、FUGOの画面左側に、該当箇所がハイライト付きで表示されます。実際に、数や単位が記載された段落の記載を見て、誤記かどうかを確認いただけます。
プラグイン「カタカナ用語の修飾語のチェック」機能
化合物名などのカタカナ用語にかかる修飾語句をチェックするための機能を追加しました。
この機能は、画面上部「プラグイン」→「カタカナ用語の修飾語のチェック」から呼び出せます。
化学系の明細書における誤記や表記のゆらぎの発見にお役立てください。
カタカナ用語にかかる修飾語が異なる単語が、上下に並ぶように表示されます。上下を見比べることで、表記が揺らいでいる場合や、記載ミスを発見しやすくしています。また、参考情報として明細書中の出現頻度を用語の右側に表示しています。
各アイテムをクリックすることで、FUGOの画面左側に、該当箇所がハイライト付きで表示されます。実際に、用語が記載された段落の記載を見て、誤記かどうかを確認いただけます。
登録商標をチェックする機能
一般的に明細書で使用されている頻度の高い登録商標に関して、明細書内で「(登録商標)」と記載 されていない場合に、「誤字・脱字」タブ内の「誤記など」に、警告表示する機能を追加しました。
クリックすると、画面左側に、該当箇所(「(登録商標)」と記載されていない箇所)を含む段落が、該当箇所をハイライトされた状態で表示されます。
改善
Professional版で「一時的に任意の要件をチェック対象から除外する機能」を利用可能に
Ver.2019.1.28.0で新たに追加した機能「一時的に任意の要件をチェック対象から除外する機能」をProfessional版でも利用可能としました。
クレームにおいて「前記」の記載をチェックするにあたり、チェックする必要のない単語(要件)を一時的にチェック対象外とできます。なお、チェック対象外となる期間は、FUGOを起動している間のみとなります。(FUGOを1度終了すると、再度、全ての単語(要件)がチェックの対象となります。)
<使い方>
クレームの前記の記載チェック結果を確認する際、チェックする必要のない単語(要件)を右クリックして「xxxを一時チェック除外対象に」を選択してください。
チェックする必要のない単語(要件)をひととおり除外した後、FUGOは起動したままにして、再度明細書をチェックしてください。
※ 再度明細書をチェックするには、画面左上の「強制的にチェック」ボタンをクリックするか、FUGO.rewriteをご利用中の場合は「FUGOでチェック」ボタンをクリックしてください。
ダウンロード
設定で「常に最新版の情報を配信」を選択している場合、FUGOは自動的にアップデートされます。
手動でアップデートを行う場合、製品ページより最新版をダウンロードの上、上書きインストールしてください。