近日、Wordアドイン『FUGOでチェック』を公開します。
このアドインを利用すると、FUGOで下付き文字・上付き文字の符号を判別・チェックできるようになります。
概要
従来のFUGOでは、チェック時に下付き文字・上付き文字の区別がつきませんでした。
今回公開するWordアドイン『FUGOでチェック』を利用してFUGOのチェックを実行する場合には、下付き文字・上付き文字を区別可能な形態とすることができます。具体的には、
- 下付き文字の場合には、下付き文字の前に"_sub"の文字が、
- 上付き文字の場合には、上付き文字の前に"_sup"の文字が付与されます。
これにより、例えば、符号の一部に本来下付き文字を含んでいる場合に、下付き文字にし忘れている(符号の入力をミスしている)箇所をFUGO上で確認することが可能となります。
なお、符号の入力ミスについては、符号表下部の『符号の名称が重複しているもの:』を確認すると素早く見つけることができます。
必要要件
『FUGOでチェック』を利用するにあたっては、以下のソフトウェアが必要となります。
- .NET Framework 4.5以上
- Microsoft(c) Word 2010以上
- FUGO
インストール・アンインストール方法
- ExecuteFUGO.zipファイルをダウンロードしてください。
- ダウンロードしたzipファイルを解凍します
- フォルダ内に含まれているExecuteFUGO.vstoファイルをダブルクリックします。
インストールの確認画面が表示されるので、『インストール』ボタンをクリックして下さい。
以上でインストール作業は終了です。
なお、アンインストールは、Windowsの標準機能『プログラムと機能』から行って頂けます。
使い方
初期設定
あらかじめ、プラグインにFUGO実行ファイルの場所を教える必要があります。
- Wordを起動し、『アドイン』タブを開いて下さい。
- 『設定』ボタンをクリックして下さい。
- 設定画面が表示されるので、『参照』ボタンをクリックして、インストールしているFUGOの実行ファイルの場所を指定して下さい。
- 『OK』をクリックして下さい。
以上で初期設定は終了です。
ふだんの使い方(初期設定後の使い方)
Wordでチェック対象の特許明細書を開いた状態で
- 『FUGOを起動』ボタンをクリックして下さい
自動的に、
- 下付き文字の場合には、下付き文字の前に"_sub"の文字が、
- 上付き文字の場合には、上付き文字の前に"_sup"の文字が付与された状態の
特許明細書がクリップボードにコピーされ、FUGOが起動します。
なお、下付き文字・上付き文字の前に特殊な文字("sub","sup")が挿入されるのはFUGO上での表示のみで、元のWordファイルの記載が変更されることはありません。
以上です。