FUGO News

特許明細書チェックソフト FUGO に関する最新情報をお届けいたします

FUGO Ver.2.5.0

ダウンロードは、FUGO公式ページよりお願い致します。

今回のバージョンアップでは主に、和文(日本語)明細書のクレームチェック機能を強化しました。

今回の改良点の中でのハイライトは、マルチクレーム・マルチマルチクレームの判別機能を追加したことです。海外出願の際(例えば、PCT出願を各国に国内移行する際)にお役に立てるのではと考えております。

前回のVer.2.4.71からの主な更新内容は以下の通りです。


  • クレームチェック結果表示部分の整理
  • マルチ・マルチマルチクレームの判別機能の追加
    • マルチクレーム(Multiple Claim)・マルチマルチクレーム(Multiple Multiple Claim)になっている請求項については、「従属関係」の列に、その旨が表示されます。
    • なお、従属請求項の記載に問題が見つかった場合には、赤色または青色で表示されます。各色分けの意味は以下の通りです。
      • 赤色: 自身の請求項番号以上の請求項に従属する記載になっている場合
      • 青色: 『請求項1~4の「いずれかに記載」の』 という表記になっている場合
    • (※ Multi が"Mutli"になっている誤記は、次期Ver.で修正いたします。)
  • クレームにおける「前記」の表記チェック機能の強化
    • 全従属関係をチェックするようにしました。
      • 独立請求項が2つある場合には、いずれもチェックされます。
      • (※ 若干チェック精度に問題があるので、今後改善していきます。)
    • なお、従属関係の記載に一部でも問題がある場合は、前記のチェックは行われません。
    • 英文明細書の符号の検出精度の改善
      • 符号の記載方法によっては取りこぼしがあった点を改善
    • 画面上部「ヘルプ」のメニューを整理
    現在(Ver.2.5.0)の実装機能は以下の通りです。
    表中、"○" は現在実装済みの機能、"upcoming" は実装予定の機能、"-" はpending中の機能です。

    和文明細書英文明細書
    符号表の作成
    符号の名称の重複チェック
     符号の記載漏れチェック-
    誤記チェックupcoming
    表記の揺らぎチェックupcoming
    請求項の解析upcoming
    請求項の記載(前記)チェックupcoming
     発明の名称との整合性チェックupcoming
     クレームツリーの生成--
     マルチ/マルチマルチクレームのチェックNew!upcoming
    単語の出現頻度チェック
    段落単位でのワード検索
    Plugin機能upcoming
     サポート要件のチェックupcoming
     段落番号・請求項番号のチェックupcoming
     図面番号、記載のチェック-
     要約書のチェック-
     特許請求の範囲における符号表upcoming
     従来技術における符号表-
     【】項目のリスト-
     全文表示 (小ウィンドウでの表示)-

    本 Ver.2.5系列では、主に、英文明細書のチェック機能を強化していく予定です。

    もし、優先して実装してほしい機能などございましたら、本blogのコメント欄(要Googleアカウント)または問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。